【書評No.11】モモ
今回の本は「モモ」!!
資本主義は本当に正しいのか、読みやすい物語の中に深いメッセージが隠されている本です。
普段働く社会人のみなさんであれば、仕事にこなすあまり、自分は何のためにここにいるのか?ふと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
この本を読むとそう感じる理由が、腑に落ち、より大きな視野を持った上で日常を過ごせるようになります!
・毎日続く仕事をする意味がわからなくなってきた方
・初めは情熱を感じていたはずの仕事に最近熱が入らない方
・とりあえず気軽に物語を読んでみたい方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.小さなモモにできたこと、それは相手の話を聞くこと
話を聞くなんて誰でもできると思うかもしれません。
しかし、本当の意味で聞く(傾聴)できる人はどれほどいるでしょうか>
普通の人間であれば、相手の話を早く引き出そうと質問したり、ひどい場合は別のことを頭に置きながら聞いているという状態になりがちではないでしょうか?
モモは、ただただ注意深く聞いてるだけです。
しかし、不思議なことに、話し手は自分が話しているうちに、自分なりの答えを見つけて帰っていくというのです。
聞き手として自分の意見を押し付けたり、質問を投げかけるのではなく、あくまで自由に話してもらう。このように時間を気にせず相手に時間を使える人間が、いったいどれほどいるでしょうか?
2.時間節約こそ幸福の道?
この物語の主人公モモの敵は、時間泥棒の灰色の男たち。
人間からゆとりを奪い、時間を節約しながらあくせく働くせわしない人間に変えてしまう能力を持っています。
僕自身は働くことが好きなので、それ以外の時間はできるだけ節約しよう、と思いながら効率的に日々を過ごしていきます。
しかし、灰色の男たちに時間を奪われた人間の描写読んでいると、お金を得て幸福に暮らすことを目的としている人間が、ただただ時間のないつまらない人生を送っており、仕事とは何のためにあるのかを考えさせられるのです。
本来人間は充実した生活をするために仕事をしていたはず。
しかしせわしなく働く中で本来の目的を見失い、仕事主体の生活になってしまう。
仕事をしすぎた結果、本来充実させたかった生活の時間が奪われてしまう。
時間を節約して効率的に生きることが、果たして本当に幸せなことなのか?
こんな疑問を感じさせてくれる描写が多く書かれています。
3.こうして人たちは、楽しいと思うこと、夢中になること、夢見ることを忘れていきました
時間がなくなり生活の時間がなくなると何がなくなるか?
それは好きなことに想いをめぐらせ、楽しいと思うことに夢中になる時間。
たった一度の人生。
どうせなら楽しいことをして暮らしていきたいのではないでしょうか。
しかし、現実はとりあえずお金のために仕事につき、時間がなくし、楽しい生活を徐々に失っていく。
この本はそんな資本主義に対するアンチテーゼで、働く従業員に対して本心を思い出すように訴えているのだと思います。
最後に
忙しく働く中で、必ず定期的に自分がワクワクする目標を見返す時間を取るようにしています。
楽しい人生を送ることが目的であり、あくまで仕事はその手段にすぎない。
最悪仕事がなくても楽しく生きる方法をあるのかもしれない。
いつのまにか資本主義にどっぷりつかっていた自分を見直せる素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
- 購入: 41人 クリック: 434回
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【書評No.10】RPA革命の衝撃
今回の本は「RPA革命の衝撃」!!
最近新聞でも徐々に話題になってきたRPAのすごさについて書かれている本です。
2025年には、ホワイトカラーの1/3の仕事がなくなると言われているほどの、脅威のトレンド。
・RPAというワードを聞いたことがなく、今のうちに知っておきたい方
・新聞等で見たことはあるが、理解することをあきらめていた方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.2025年までには1/3の仕事がRPAに置き換わる?
RPAとは、「Robotic Process Automation」の略で、ロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉です。
人間の知能をコンピューター上で再現しようとするAIや、AIが反復によって学ぶ「機械学習」といった技術を用いて、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担います。
人間が行う業務の処理手順を操作画面上から登録しておくだけで、ソフトウェアはおろか、ブラウザやクラウドなどさまざまなアプリケーションを横断して処理します。
人間の担当者がパソコンに向かい、ウェブブラウザを開いて帳票づくりやデータの移行などのさまざまな作業をすると、RPAはそのプロセスを全部自動的に記録してくれます。
あとはRPAがいつでもこのプロセスを再現してくれるのだ。人間の側は、プロセスの記録に「作業開始」というボタンを用意しておくだけでよい。
ボタンを押すだけで、これまで人間が行っていた細かい作業がすべて自動で行われるわけです。
すでに工場のライン業務などで導入の進むITや自動ロボットの活用が進んでいます。
この流れをホワイトカラー業務に拡大し、より広範な業務に対応できる技術として大きな可能性を秘めてた分野です。
2.人の仕事を奪うのではなく、人の仕事を補完し、仕事を分担し、生産量を上げる一役を担ってくれる。
このRPAが、日本の産業界の大きな問題を解決するかもしれないと言われています。
もちろんこれは「ロボットが仕事を奪う」という厄介な問題にも捉えがちなのですが、もし仮に労働者不足で生産量が上げられない企業であればどうでしょうか?
現在日本は少子高齢化まっただ中。
特に地方では都心への生産人口の流出もあいまって、従業員はおろかパートタイマーを雇うのでさえ一苦労といった状況です。
その中で付加価値の低く時間のかかる業務に人を要することは、経営にとって良いことではありません。
こういった業務にRPAを活用し、企業に必要な人員数を減らし、かつ人が行う業務の内容も変えていく。
それでは人に残される業務とは何なのか?
RPAは単純なルーティン業務を得意とするので、、人が主に行う仕事は「考える」ことになります。
人は考えアイデアを出すことに集中し、新しい価値が次々と生み出される。
この形が今後さらに少子高齢化が進む日本が国際市場で生き残るための鍵となるかもしれません。
3.日常業務がRPAによって自動化されることで、AIの分析を組み込むことが可能になる。
今後はRPAにより作成したデータをAIで分析される時代が来ると言われています。
さらにその先には、シンギュラリティと言われる、人間の第六感を超える価値をAIが業務にプラスすることができる時代もくると言われています。
例えば受発注の増減や顧客の動向の変化などを、これまではベテランの従業員の「あれ、このお客様の注文が最近変わってきたな」という鋭敏な感覚でみていたのが、AIで判断されるといったような。
そうなると人の価値は一体何になるのか?
それは「意思決定すること」にあると思います。
データの作成はRPAが、データの分析はAIが行う。
分析結果を見て、経営者はどうするか方針を決定し、組織を動かす。
最後に
この先10数年後、経営ノウハウを持ち、RPAやAI等の技術に精通し、意思決定できる人間の価値が最も高まるのではと僕は考えています。
僕自身もこういうポジションになれるよう絶賛勉強中というわけです。
今後世の中を大きく揺るがすであろうRPAについて書かれた素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.9】「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」
今回の本は「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」!!
無印良品の経営の根幹である仕組み作りについて、その重要性と背景が詳細に書いてある本です。
大学3年生までほとんど本を読まなかった僕が、年間100冊以上本を読むまでになった、きっかけとなった本です!
本はただ娯楽として楽しむもので、それであればわざわざ苦労して読むのであれば、テレビ等映像で楽して楽しみたい。
こう考えていた僕にとって、ビジネス書を多読し、効率的に実生活に役立つ知識を得ていく感覚は非常に新鮮なものでした。
まさにこの本をきっかけに自分もビジネス書の多読にはまり、今の経営コンサルティングの仕事にたどり着いたと言っても過言ではありません。
・ビジネスで要領よく成功したい方
・本の数は読んでいるものの、なかなか仕事の成果に結びつかない方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.読書は投資活動
本を読むのは「不労所得」を得るようなもの。
新しい分野に挑戦する際に、毎回自分一人で一から試行錯誤するのは要領が悪い。
本を読むことで、試行錯誤に時間を使わず、結果を出すための活動に時間や労力を割くことができる。
本を読むことで先人達の知恵(資産)を吸収し、少ない労力で大きなリターンを得ることができる。
本を読めば読むほど時間が生まれる。
逆に本を読まない人は他人の経験や知恵から学ばず、自分で0から行うから時間がなくなる。
ビジネス書の金額が1,500円とすると、その本を基にビジネスに生かし、15万円の利益を得れば100陪リターンを得ることになる。
ただし、ビジネス書を仕事に生かせない場合は、ただの消費活動になる。
本の探し方の流れは以下の3つ。
①投資目的を明確にする
自分の人生や目標に対する現状の課題を考え、必要な本が何かを意識する。
ここを明確にすることにより、本を読む際の吸収量も変わってくる。
②情報収集とスクリーニング
書評や口コミ等、自分の勘以外の意見を参考に,、読むべき本を絞り込む。
ここで絞り込むことで、より自分の目的に合致した内容の濃い本が選べるようになる。
③買い方
ネット書店とリアル書店を使い分ける。
ネット書店は自ら目的を決めて選ぶ能動的な買い方に向いている。
リアル店舗では現在のトレンドを感じたり、自分だけでは気づかないテーマの本を探すのに向いている。
2.インプットするだけではただの自己満足。いかにアウトプットするかが勝負。
多くの本を読むことで、いろいろな著者の考えを知り、自分の身にあったものを選んで身に付けることができる。
目的を持って読書することに必要な情報が頭に入りやすくなる。
ビジネスで生かすことが目的ならば、自分にとって重要なポイントを早く理解し、実行することが重要。
具体的には、本から他人の経験や一般論を学び、実務に役立つノウハウにアレンジして活用することが重要。
ビジネスの競争に勝つには、常に新しい考え方や情報を取り入れる必要がある。
3.重要箇所を16%つかめばOK
一冊の本の中でも、自分に合わない部分はどんどん切り捨てて読みましょう。
目的は本の内容をビジネスに生かすことで、本を丁寧に全て読むことではなかったはず。
始めに目次を見て、自分にとって重要なところにあたりを付ける。
その上でページをぱらぱらとめくり、重要な部分だけを熟読することで、より効率的にアウトプットにつなげることができます。
完璧主義を捨てることが成功の鍵!ムダな部分を捨てる勇気が必要。
最後に
読書が別に好きじゃない人でも、この本を参考に本を多読することで、仕事が楽になります!
既にある知識を考えるのではなく、既にある知識は生かして新しいことを考える楽しさを感じながら仕事をする人が増えると嬉しいです。
素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【書評No.8】「無印良品は、仕組みが9割。仕事はシンプルにやりなさい。」
今回の本は「無印良品は、仕組みが9割り仕事はシンプルにやりなさい。」!!
無印良品の経営の根幹である仕組み作りについて、その重要性と背景が詳細に書いてある本です。
業務改善でマニュアル作成に関する本等はよくありますが、ここまで経営の根幹として組み込んで、その背景を詳細に書いている本は今までみたことがありません。
・業務引き継ぎにあたりマニュアル作成の必要性が出てきた方
・チームの中で知識を共有する仕組みを知りたい方
・チームを一つの方向に導きたいリーダーの方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.どんな作業にも「うまくいく法則」があります。それを見つけ、標準化するのです。
かつての無印良品では経験と勘を重視しすぎる体質を受け継いだため、社員が上司や先輩の背中だけを見て育つ、「経験至上主義」がはびこっていました。
仕事のスキルやノウハウを蓄積する仕組みがなかったので、担当者がいなくなったら、また一からスキルを構築し直さなければいけませんでした。
そこで社長が考えた解決策が、本書のテーマである「仕組み」の構築。
仕組みをつくり、共有して、実践・改善していく。
すると、ムダな作業は減り、仕事に迷いがなくなります。
①無印良品の店舗で使っているマニュアル──MUJIGRAM。
②店舗開発部や企画室など、本部の業務をマニュアル化した──業務基準書。
この2つの「マニュアル」には、経営から商品開発、売り場のディスプレイや接客まで、すべての仕事のノウハウが書かれています。
マニュアル化することで仕事に面白味がなくなるのではないか?
それは逆です。マニュアルは、仕事に潤いさえ与えてくれます。
現場では毎日のように問題点や改善点が発見し、マニュアルは毎月、更新していくことで仕事に面白味が増します。
仕事の進め方がどんどんブラッシュアップされるし、自然と、改善点がないかを探しながら働けるようにもなります。
2.マニュアルは組織の理念を繰り返し伝えるためのツール
マニュアルとは組織の体質を根本的に変えるために必要なツールです。
それぞれの業務を何のためにするのかという「目的」を確認することで、理念に基づいた仕事の意味を再認識することになります。
また、マニュアル作成にあたり作業一つ一つの意味を考え直さなければならないので、仕事の仕方や姿勢を深く掘り下げるきっかけにもなります。
そして、マニュアルに完成はありません。
重要な更新は随時行う必要がありますが、最低でも月に一度は見直しをする必要があるのです。
定期的に更新することで、組織の理念、各仕事の目的を考える機会が多く生まれます。
3.必要なのは、地道な仕事の習慣を根付かせること
戦略一流の企業と、実行力一流の企業。
この二つの企業が闘ったとき、勝つのは間違いなく後者です。
当時のスローガンは「実行95パーセント、計画5パーセント」
走りながら考えないと間に合わない。
実行力のある現場にするためには、仕事を標準化すること。
誰もが実行できる素地を整えなければ、その先の発展もないわけです。
議論を重ね、保養地での会議を何度も開くが、行動は起こさない。
これが実行力のある企業とない企業の違いの一つです。
晴れてその企画が通っても、膨大な企画書をつくり上げるだけで疲れてしまい、実行する気力がわいてこないのです。
しかも、現場を無視した机上のプランなので、現場に提案しても「これは無理ですよ」と一蹴される始末です。
現場主体でマニュアル化を進め、日々改善する。
リーダーは現場スタッフのモチベーションの向上と、スタッフ・部門間でのコミュニケーションが起こりやすいような環境をセットすることで、より実行力のある組織が形成されます。
最後に
この本を読んでから、繰り返しやる業務について、マニュアル化を徹底するようになり、他者に仕事を依頼する際に非常に楽になりました。
加えて、マニュアルの中で目的や目標を示すことで、人に任せる際もモチベーションを高く維持してもらうことにも成功しています。
単なるマニュアルについての本ではなく、経営理念を実現させるための仕組みについて詳細に書かれた素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.7】「サプリメントまるわかり大辞典」
今回の本は「サプリメントまるわかり大辞典」!!
サプリメントに関する基本的な知識から各アミノ酸の役割まで、サプリメントに関する幅広い知識が得られる本です。
健康を意識されている方であれば、一度読んでいただきたい一冊です。
・健康的な生活に興味が出てきて、知識が欲しい方
・体づくりを始めたが思うように筋肉がつかない方
・なんとなく知人やトレーナーから勧められたサプリメントを飲んでいるが、納得して摂取したい方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.サプリメントの意味は「栄養補助食品」であり、あくまで食事で足りない栄養素を補うもの。
2.脂肪の「分解」には、コレウス・フォルコリ、「運搬」にはL-カルニチン、「燃焼」にはHCAが有効。
3. トレーニング後1時間以内に、糖質:タンパク質を4:1の割合で摂取するのが理想
最後に
この本を読んでから、今までなんとなく飲んでいたサプリメントを本気で納得した上で飲めるようになってきました。
これまでは摂取がめんどくさい日もありましたが、納得することで「飲まないとまずい」という気持ちになることができています。
体作りや健康に興味のある方なら知っていて損がない情報満載の本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.6】「石井直方の筋肉まるわかり大辞典」
今回の本は「石井直方の筋肉まるわかり大辞典」!!
筋肉の根本的な知識から食事のとり方まで、筋肉に関する幅広い知識が得られる本です。
初級者向けから上級者向けの情報まで本当に幅広く、体づくりを始めようと思うならまず読んでおきたい一冊です。
・体づくりを始めようと思うが、そもそもどうすればいいかわからない人
・既に体づくりを始めているが、改めて正しい知識を得たい人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.完璧なエネルギー摂取とトレーニングをしたら、1年で筋肉は20kg増える。
エネルギー面では、ギリギリ限度のエネルギー補給では筋肉は太くなりにくいので、多少の脂肪覚悟で全体のカロリー摂取を多めにした方が良いです。
2.トレーニングによって太くなるのは、主に速筋繊維。
3.日本人にとって大胸筋は発達させやすい筋肉。
最後に
この本を読んでから、今までなんとなくやっていた筋トレの精度があがり、より早く筋肉が大きくなってきました!
体作りや健康に興味のある方なら知っていて損がない情報満載の本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: 石井直方
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【書評No.5】「戦略読書」
今回の本は「戦略読書」!!
ビジネスマンとして、読書を戦略的に活用し、自身の独自性を築いていくための方法が書いてある本です。
読書については、速読の方法や繰り返し読む等の勉強法に関するものは多いですが、戦略的にどの本を読むべきかにこだわって書かれている本は、他にないように思います。
・これから社会人になるけど、何を身に付けていけばいいかわからない方。
・既に社会人1~3年目だけど、どう仕事でパフォーマンスを発揮していいかで悩んでいる方。
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「ツマラナイ奴」から脱却するには、情報源を変える・拡げることが必要。
情報を誰でも取れる時代となった今、誰でも調べられる情報を提供するに価値はありません。
「他人と同じこと」「ツマラナイこと」しか言えなければ、経営コンサルタントとして存在意義がない。
コンサルティング業務をする中で、日々意識していることです。
2.僕たちは読んだものでできている
僕たちの精神は日々触れた情報、人等の環境からできると言われています。
となると、意識的に触れる情報(本、ニュース等)を選ぶことが重要ではないでしょうか。
自分の独自性を作り上げるための読書。
どの分野を自分の強みにしたいかを考えた上で、読書に取り組みことが、人と違った存在になるための近道だと思います。
3.戦略読書で自らを2年で作り変えよう。1000時間の投資を。
毎年100冊読むとして、2年で読む200冊。
まず1年目はビジネス基礎の習得に力を注いでみましょう!
基礎を理解することで「体系」を身に付けることで、何を学んでもその内外のどこかに位置づけ、理解することができるからです。
ビジネスはロジカルな世界なので、経営事業戦略、財務会計、マーケティング、生産、物流、人事組織、商品開発、IT、オペレーション、ロジティクスなどについて1冊ずつ理解すれば、その後の応用が聞きやすいです。
基礎の習得が終わったらいよいよ応用。
自分が強みにしたい分野を決めて集中的に読んでいくことも視野に入れましょう。
参考までに。社会人になってからの読書の配分のイメージは以下です。
①社会人1年目
ビジネス本に100%集中。基礎10冊と応用90冊。
②社会人2~3年目
ビジネス本:非ビジネス本を1:1に。ビジネス本は応用50冊。
③社会人5年目~10年目
自身の独自性を付ける時期。非ビジネス本を60冊。
④キャリアチェンジ準備期
新しい分野を学ぶ場合は、①→②の流れで、ビジネス本の基礎から応用を読書を。
最後に
この本を読んで依頼、月ごとに分野を決めて継続的に自分の得意分野を増やしていけるようになりました。
できるビジネスマンになるために学ぶべきことは多いですが、最短距離で成長するためにも、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.4】「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」
今回の本は「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」!!
チームとリーダーとしてのあり方が、実践しやすい形で書いてある本です。
リーダーシップの本でけっこう出てはいるんですが、具体的にどうするれば良い本はなかなかないんですね。
・部下を持ったけどどう育てていいかわからない人
・プロジェクトチームのリーダーを任されたけど、どうリーダーシップを発揮していいかわからない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.早く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで
チームとして集まっていることの意味は、メンバーが協力し合うことで、一人ではできないことを成し遂げる点にあります。
単純な分業ではなくメンバー同士のシナジーを発揮するためには、リーダーが必要です。
リーダーとは、目標を示し、それを達成するための作戦を立て、そこに向かってチームメンバーを動かしていく人のこと。
ゴールについて共有しつつ、メンバーの多様性を尊重し、コミュニケーションを通じて全員の意思を統一しながら進んでいくようなリーダーシップが求められます。
リーダーが価値を置くべきことは大きく二つで、
①メンバーに「敬意」を払うことと
②「規律」の意識を持つこと
では、どのようなチームを目指すべきなのか?
それは、ひとりひとりが主体的に考え、全体の最適を図りながらゴールに向かうようなチームです。
達成すべきゴールを全員が理解し、それに向けて何をすべきか主体的に考え、互いに相談しながらゴールに向かっている姿こそ、目標とすべきチームではないでしょうか?
2.チームが食べていくのに必要な量の魚を釣りながら、同時に釣り方を教える
メンバーの能力を最大限に引き出し、かつ学べるようにすることを考えながら、同時に目の前のミッションを達成しなければなりません。
チームが目指すべきは、
①常に新しい知識を吸収しつつ
②知識がチームに展開され続けるという
2つのバランスが取れた姿です。
リスクを冒さずに一定の満足を得られる状態を「コンフォートゾーン」と呼びます。
しかし、そこから足を踏み出して初めて学びは得られることが知られています。
チームとして新しい知識を吸収し続けるためには、メンバー一人ひとりが失敗する不安と向き合わなければなりません。
その過程を経てチームの力はより大きくなります。
3.リーダーが最終的にやるべきなのは「自分がいなくなっても、自律的・主体的に回っていくチームを作ること」。
チームから自分がいなくなっても大丈夫なようにするためにまず必要なのは、自分がやっていることを言葉にすることです。
誰かの指示に従って動くのではなく、共有された言葉を中心に回ることこそが、協調型リーダーが目指すべきチームの姿です。
最後に
この本を読んでから、僕自身もリーダーを務める際に目的・目標を明確にし、発信する際の言葉選びにも気をつけるようになりました。
仕事での実践しながらリーダーシップが育っていく素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー
- 作者: 和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/09/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【書評No.3】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」
今回の本は「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」!!
遠回りなようで最も効率の良い勉強法が、ずばり書かれている本です。
これまで受験時代から勉強法にはこだわってやってきましたが、社会人向けの勉強のやり方の本はなかなかありませんでした。
・本を読み始めたいけど、なかなか読む気が起きない人
・本はたくさん読んでいるけど身にならない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「勉強のできる人」になるには、「自分の勉強法」を確立すること。
「勉強法」というレールを敷けば、知識は身についていく。
これと決めた方法を、毎日毎日繰り返していくことで、圧倒的な知識を得ることができます。
2.理解する前には、まず『認知』というプロセスが必要である。
ある文章を見て、「こんな言葉が書いてある」と視覚的に感じ取るのが「認知」。
それに対して、イメージを汲み取り、意味を読み取り、メッセージを把握するのが「理解」です。
「7回読み勉強法」ではこの違いに基づき、反復して読むことで全体像の認知と、詳細の理解を行います。
「7回読み勉強法」での各回の読み方は以下。
【1回目】
「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みます。
文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握し、全体像を大まかに感じ取ります。
【2回目】
1回目を読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みします。
項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいきます。
この段階を終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できます。
【3回目】
この段階も2回目と基本的に同じで、全体を軽く流し読みしている段階です。
アウトラインをより詳細、かつ、明確なものにしていくのが、3回目読みの作業です。
【4回目】
ここからは、文章の中のキーワードを意識して読みます。
よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。
ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。
「頻出語」「詳しく書いてある」と感じ取るだけで十分です。
【5回目】
作業内容は4回目と同じです。
4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。
つまり、そのキーワードがどのように説明されているのかに目を向ける段階です。
キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになります。
要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行います。
【6回目】
ここからはディテールにも目を向けます。
要旨以外の例示等も読んでいきます。
【7回目】
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけピックアップして読みます。
3.この本が一番と信じられるものを選ぶことが必要。
そうした本を確実に手に入れるには、コツがあります。
まず、たくさんの本を比較検討すること。
比較した上で理解しやすい基本的な本を繰り返し読むようにしましょう。
繰り返し読むことによって、解釈力・応用力も身につけられるという点も、「7回読み」の強みです。
最後に
この本を読んでから、これまでただ冊数を読めば良いという姿勢から、どれだけ頭に残せる読書をするかにシフトすることができました。
ただ勉強法がわかるわけではなく、勉強に対する姿勢も変わる本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.2】「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」
今回の本は「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」!!
自分の願望を明確にし、実際に行動するための方法が、ずばり書かれている本です。
これまで自己啓発系の本は何冊か読んできましたが、この本以上に日々のモチベーションを保つ上で最適な本はないです。
・やりたいことが見つからない方
・やりたいことはあるが実行に移せない方
・やりたいことを実行しているが継続ができない方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.脳には、あなたが自分で思いどおりにプログラミングできるシステムがあり、これをうまく操作すれば、どこへでも行きたいところへ行けるようになる。
人の脳にはRASという部分があります。
RASは、自分が信じること・考えることだけに意識を集中し、関連情報だけを集めて、それ以外の情報はすべて排除しようとする機能があります。
ということは、本気でやりたい・達成したい目標を設定し、それを毎日見続ければ自然と気になる情報を収集することができるということ。
じゃあどうすれば、本気でやりたいことが見つかるのかが鍵ということになります。
2.人生でほとんど何も達成できない人、 人生からほとんど何も得られない人が多いのは、 自分の望みをはっきりとわかっていないから。
僕自身は、目標のリスト(バケットリストと呼ばれる)を期限付きで作成しています。
文言には最大限こだわり、関係する画像も入れています。
こうすることで毎日本気で臨む自分の姿を意識し、関連情報の収集や、目標達成のための行動が自然に取れるようになっています。
まずは、これからの人生でやりたいことを気ままに書き出してみることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
3.成功するコツは、とにかく始めること。
一方で、本当にやりたいことが何なのかは、始めてみなければわからないことがほとんどです。
成功する人とそうでない人の違いは、「行動するかしないか」。
一旦思いつく目標を書き出してみて、すぐ行動できるものはしてみる姿勢が大事だと思います。
長期的に時間がかかることは、行動管理が必要ですが、まずは小さく始めてみることはどちらにしても重要です。
最後に
この本をベースに、毎日目標を確認し、綿密に行動管理することで、日々の成長率が急速に高まった気がしてます。
そもそも、自分がやりたいと思うことをここまで鮮明に描いたことはなく、もやもやした気分が一気に晴れた気がします。
「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」は目標設定し、行動するために最適な本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。