【書評No.5】「戦略読書」
今回の本は「戦略読書」!!
ビジネスマンとして、読書を戦略的に活用し、自身の独自性を築いていくための方法が書いてある本です。
読書については、速読の方法や繰り返し読む等の勉強法に関するものは多いですが、戦略的にどの本を読むべきかにこだわって書かれている本は、他にないように思います。
・これから社会人になるけど、何を身に付けていけばいいかわからない方。
・既に社会人1~3年目だけど、どう仕事でパフォーマンスを発揮していいかで悩んでいる方。
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「ツマラナイ奴」から脱却するには、情報源を変える・拡げることが必要。
情報を誰でも取れる時代となった今、誰でも調べられる情報を提供するに価値はありません。
「他人と同じこと」「ツマラナイこと」しか言えなければ、経営コンサルタントとして存在意義がない。
コンサルティング業務をする中で、日々意識していることです。
2.僕たちは読んだものでできている
僕たちの精神は日々触れた情報、人等の環境からできると言われています。
となると、意識的に触れる情報(本、ニュース等)を選ぶことが重要ではないでしょうか。
自分の独自性を作り上げるための読書。
どの分野を自分の強みにしたいかを考えた上で、読書に取り組みことが、人と違った存在になるための近道だと思います。
3.戦略読書で自らを2年で作り変えよう。1000時間の投資を。
毎年100冊読むとして、2年で読む200冊。
まず1年目はビジネス基礎の習得に力を注いでみましょう!
基礎を理解することで「体系」を身に付けることで、何を学んでもその内外のどこかに位置づけ、理解することができるからです。
ビジネスはロジカルな世界なので、経営事業戦略、財務会計、マーケティング、生産、物流、人事組織、商品開発、IT、オペレーション、ロジティクスなどについて1冊ずつ理解すれば、その後の応用が聞きやすいです。
基礎の習得が終わったらいよいよ応用。
自分が強みにしたい分野を決めて集中的に読んでいくことも視野に入れましょう。
参考までに。社会人になってからの読書の配分のイメージは以下です。
①社会人1年目
ビジネス本に100%集中。基礎10冊と応用90冊。
②社会人2~3年目
ビジネス本:非ビジネス本を1:1に。ビジネス本は応用50冊。
③社会人5年目~10年目
自身の独自性を付ける時期。非ビジネス本を60冊。
④キャリアチェンジ準備期
新しい分野を学ぶ場合は、①→②の流れで、ビジネス本の基礎から応用を読書を。
最後に
この本を読んで依頼、月ごとに分野を決めて継続的に自分の得意分野を増やしていけるようになりました。
できるビジネスマンになるために学ぶべきことは多いですが、最短距離で成長するためにも、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.4】「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」
今回の本は「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」!!
チームとリーダーとしてのあり方が、実践しやすい形で書いてある本です。
リーダーシップの本でけっこう出てはいるんですが、具体的にどうするれば良い本はなかなかないんですね。
・部下を持ったけどどう育てていいかわからない人
・プロジェクトチームのリーダーを任されたけど、どうリーダーシップを発揮していいかわからない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.早く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで
チームとして集まっていることの意味は、メンバーが協力し合うことで、一人ではできないことを成し遂げる点にあります。
単純な分業ではなくメンバー同士のシナジーを発揮するためには、リーダーが必要です。
リーダーとは、目標を示し、それを達成するための作戦を立て、そこに向かってチームメンバーを動かしていく人のこと。
ゴールについて共有しつつ、メンバーの多様性を尊重し、コミュニケーションを通じて全員の意思を統一しながら進んでいくようなリーダーシップが求められます。
リーダーが価値を置くべきことは大きく二つで、
①メンバーに「敬意」を払うことと
②「規律」の意識を持つこと
では、どのようなチームを目指すべきなのか?
それは、ひとりひとりが主体的に考え、全体の最適を図りながらゴールに向かうようなチームです。
達成すべきゴールを全員が理解し、それに向けて何をすべきか主体的に考え、互いに相談しながらゴールに向かっている姿こそ、目標とすべきチームではないでしょうか?
2.チームが食べていくのに必要な量の魚を釣りながら、同時に釣り方を教える
メンバーの能力を最大限に引き出し、かつ学べるようにすることを考えながら、同時に目の前のミッションを達成しなければなりません。
チームが目指すべきは、
①常に新しい知識を吸収しつつ
②知識がチームに展開され続けるという
2つのバランスが取れた姿です。
リスクを冒さずに一定の満足を得られる状態を「コンフォートゾーン」と呼びます。
しかし、そこから足を踏み出して初めて学びは得られることが知られています。
チームとして新しい知識を吸収し続けるためには、メンバー一人ひとりが失敗する不安と向き合わなければなりません。
その過程を経てチームの力はより大きくなります。
3.リーダーが最終的にやるべきなのは「自分がいなくなっても、自律的・主体的に回っていくチームを作ること」。
チームから自分がいなくなっても大丈夫なようにするためにまず必要なのは、自分がやっていることを言葉にすることです。
誰かの指示に従って動くのではなく、共有された言葉を中心に回ることこそが、協調型リーダーが目指すべきチームの姿です。
最後に
この本を読んでから、僕自身もリーダーを務める際に目的・目標を明確にし、発信する際の言葉選びにも気をつけるようになりました。
仕事での実践しながらリーダーシップが育っていく素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー
- 作者: 和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/09/11
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【書評No.3】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」
今回の本は「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」!!
遠回りなようで最も効率の良い勉強法が、ずばり書かれている本です。
これまで受験時代から勉強法にはこだわってやってきましたが、社会人向けの勉強のやり方の本はなかなかありませんでした。
・本を読み始めたいけど、なかなか読む気が起きない人
・本はたくさん読んでいるけど身にならない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「勉強のできる人」になるには、「自分の勉強法」を確立すること。
「勉強法」というレールを敷けば、知識は身についていく。
これと決めた方法を、毎日毎日繰り返していくことで、圧倒的な知識を得ることができます。
2.理解する前には、まず『認知』というプロセスが必要である。
ある文章を見て、「こんな言葉が書いてある」と視覚的に感じ取るのが「認知」。
それに対して、イメージを汲み取り、意味を読み取り、メッセージを把握するのが「理解」です。
「7回読み勉強法」ではこの違いに基づき、反復して読むことで全体像の認知と、詳細の理解を行います。
「7回読み勉強法」での各回の読み方は以下。
【1回目】
「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みます。
文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握し、全体像を大まかに感じ取ります。
【2回目】
1回目を読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みします。
項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいきます。
この段階を終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できます。
【3回目】
この段階も2回目と基本的に同じで、全体を軽く流し読みしている段階です。
アウトラインをより詳細、かつ、明確なものにしていくのが、3回目読みの作業です。
【4回目】
ここからは、文章の中のキーワードを意識して読みます。
よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。
ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。
「頻出語」「詳しく書いてある」と感じ取るだけで十分です。
【5回目】
作業内容は4回目と同じです。
4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。
つまり、そのキーワードがどのように説明されているのかに目を向ける段階です。
キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになります。
要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行います。
【6回目】
ここからはディテールにも目を向けます。
要旨以外の例示等も読んでいきます。
【7回目】
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけピックアップして読みます。
3.この本が一番と信じられるものを選ぶことが必要。
そうした本を確実に手に入れるには、コツがあります。
まず、たくさんの本を比較検討すること。
比較した上で理解しやすい基本的な本を繰り返し読むようにしましょう。
繰り返し読むことによって、解釈力・応用力も身につけられるという点も、「7回読み」の強みです。
最後に
この本を読んでから、これまでただ冊数を読めば良いという姿勢から、どれだけ頭に残せる読書をするかにシフトすることができました。
ただ勉強法がわかるわけではなく、勉強に対する姿勢も変わる本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.2】「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」
今回の本は「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」!!
自分の願望を明確にし、実際に行動するための方法が、ずばり書かれている本です。
これまで自己啓発系の本は何冊か読んできましたが、この本以上に日々のモチベーションを保つ上で最適な本はないです。
・やりたいことが見つからない方
・やりたいことはあるが実行に移せない方
・やりたいことを実行しているが継続ができない方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.脳には、あなたが自分で思いどおりにプログラミングできるシステムがあり、これをうまく操作すれば、どこへでも行きたいところへ行けるようになる。
人の脳にはRASという部分があります。
RASは、自分が信じること・考えることだけに意識を集中し、関連情報だけを集めて、それ以外の情報はすべて排除しようとする機能があります。
ということは、本気でやりたい・達成したい目標を設定し、それを毎日見続ければ自然と気になる情報を収集することができるということ。
じゃあどうすれば、本気でやりたいことが見つかるのかが鍵ということになります。
2.人生でほとんど何も達成できない人、 人生からほとんど何も得られない人が多いのは、 自分の望みをはっきりとわかっていないから。
僕自身は、目標のリスト(バケットリストと呼ばれる)を期限付きで作成しています。
文言には最大限こだわり、関係する画像も入れています。
こうすることで毎日本気で臨む自分の姿を意識し、関連情報の収集や、目標達成のための行動が自然に取れるようになっています。
まずは、これからの人生でやりたいことを気ままに書き出してみることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
3.成功するコツは、とにかく始めること。
一方で、本当にやりたいことが何なのかは、始めてみなければわからないことがほとんどです。
成功する人とそうでない人の違いは、「行動するかしないか」。
一旦思いつく目標を書き出してみて、すぐ行動できるものはしてみる姿勢が大事だと思います。
長期的に時間がかかることは、行動管理が必要ですが、まずは小さく始めてみることはどちらにしても重要です。
最後に
この本をベースに、毎日目標を確認し、綿密に行動管理することで、日々の成長率が急速に高まった気がしてます。
そもそも、自分がやりたいと思うことをここまで鮮明に描いたことはなく、もやもやした気分が一気に晴れた気がします。
「自動的に夢がかなっていく ブレイン・プログラミング」は目標設定し、行動するために最適な本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.1】「ワークシフト」
今回の本は「ワークシフト」!!
社会の変化を踏まえて、今後私たちがどういうキャリアを歩むべきなのか?、ずばり書かれている本です。
既に実際に起こっている変化も多く、僕自身もこの本を基に最近はキャリアを考えています。
・新卒でファーストキャリアの選択に悩んでいる方
・現在の仕事でいいのか転職に悩んでいる方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
それでは、僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて僕が考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.テクノロジーが人間の労働者に取って代わる 。今後、生産性向上の大半は、ロボットが仕事の世界で担う役割を拡大させることによって実現するようになる。
現在、工場ではAI,IoT等の普及等もあり、ロボットによる製造現場の自動化が加速しています。
加えてRPAも最近話題になっており、ホワイトカラーの仕事も単純な作業ならPC内にいれたアプリを使って、自動で行ってくれるのが当たり前になるでしょう。
そうなると、単純労働はロボットに置き換えられ、僕たちがするのは複合的な判断が必要な仕事や、人が接する必要がある仕事のみになるのではないでしょうか?
どちらをするにしてもロボットではできない単純ではない(=複雑)仕事なので、専門的なスキルを磨く必要性が高まると考えています。
2.自分を見つめ直す人が増える
物が飽和した今の時代において、何を持って生きるかよりも、どうより良い人生を生きるかを重視する人が増えてきたと感じています。
加えて1.でも書いた自動化の流れ。
専門的なスキルを身に付けるために、自分は何がしたいのか?、何が向いているのかを見つめ直す人が増えるのは間違いないと思います。
僕は、自分を見つめ直す場として、今後旅行等の余暇の分野が発展するのではないかと踏んでいます。
僕自身も世界一周をしていて感じたのですが、旅という非日常空間の中では多くの刺激を受ける一方で、一人になる時間も多く、自分を見つめ直すには最適だと考えています。
なんなら、自分を見つめ直すために、パッケージ化されたツアーなんかも出てくるかもしれませんね。
3.好きなことを仕事にすれば、粘り強く努力するだろうし、仕事にやりがいを感じやすい。
好きだから頑張るし、頑張るから好きになるのだと思います。
そして、頑張って他者より抜き出た結果、よりやりがいも増してくるのだと。
実際充実したキャリアを送るためにはどうすればいいのか?
本書では、その為の能力として以下の3点を挙げています。
①職業人生を通じて、自分が興味をいだける分野で高度な専門知識と技能を習得し続けること。
②友人関係や人脈などの形で人間関係資本をはぐくむこと。とくに、強い信頼と深い友情で結ばれた少数の友人との関係を大切にしながら、自分とは違うタイプの大勢の人たちとつながり合うことが大切になります。
③所得と消費を中核とする働き方を卒業し、創造的になにかを生み出し、質の高い経験を大切にする働き方に転換することです。
最後に
僕自身はキャリアを成功させる鍵は、自分が好きなことを考えてみて、興味を持ったことはまず小さく始めてみるべきだと感じています。
始めた中でもっと好きになれそうなら続ける(自然と続く)、違うなと感じたら次に興味のあるものを試してみる。
一旦はこのサイクルを繰り返して、本当に自分がやりたいことが何かを見極めて、その後スキルをどんどん身に付けていくのがいいのかなと。
「ワークシフト」は自身のキャリア感を築く上で最適な本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
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