【書評No.9】「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」
今回の本は「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」!!
無印良品の経営の根幹である仕組み作りについて、その重要性と背景が詳細に書いてある本です。
大学3年生までほとんど本を読まなかった僕が、年間100冊以上本を読むまでになった、きっかけとなった本です!
本はただ娯楽として楽しむもので、それであればわざわざ苦労して読むのであれば、テレビ等映像で楽して楽しみたい。
こう考えていた僕にとって、ビジネス書を多読し、効率的に実生活に役立つ知識を得ていく感覚は非常に新鮮なものでした。
まさにこの本をきっかけに自分もビジネス書の多読にはまり、今の経営コンサルティングの仕事にたどり着いたと言っても過言ではありません。
・ビジネスで要領よく成功したい方
・本の数は読んでいるものの、なかなか仕事の成果に結びつかない方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.読書は投資活動
本を読むのは「不労所得」を得るようなもの。
新しい分野に挑戦する際に、毎回自分一人で一から試行錯誤するのは要領が悪い。
本を読むことで、試行錯誤に時間を使わず、結果を出すための活動に時間や労力を割くことができる。
本を読むことで先人達の知恵(資産)を吸収し、少ない労力で大きなリターンを得ることができる。
本を読めば読むほど時間が生まれる。
逆に本を読まない人は他人の経験や知恵から学ばず、自分で0から行うから時間がなくなる。
ビジネス書の金額が1,500円とすると、その本を基にビジネスに生かし、15万円の利益を得れば100陪リターンを得ることになる。
ただし、ビジネス書を仕事に生かせない場合は、ただの消費活動になる。
本の探し方の流れは以下の3つ。
①投資目的を明確にする
自分の人生や目標に対する現状の課題を考え、必要な本が何かを意識する。
ここを明確にすることにより、本を読む際の吸収量も変わってくる。
②情報収集とスクリーニング
書評や口コミ等、自分の勘以外の意見を参考に,、読むべき本を絞り込む。
ここで絞り込むことで、より自分の目的に合致した内容の濃い本が選べるようになる。
③買い方
ネット書店とリアル書店を使い分ける。
ネット書店は自ら目的を決めて選ぶ能動的な買い方に向いている。
リアル店舗では現在のトレンドを感じたり、自分だけでは気づかないテーマの本を探すのに向いている。
2.インプットするだけではただの自己満足。いかにアウトプットするかが勝負。
多くの本を読むことで、いろいろな著者の考えを知り、自分の身にあったものを選んで身に付けることができる。
目的を持って読書することに必要な情報が頭に入りやすくなる。
ビジネスで生かすことが目的ならば、自分にとって重要なポイントを早く理解し、実行することが重要。
具体的には、本から他人の経験や一般論を学び、実務に役立つノウハウにアレンジして活用することが重要。
ビジネスの競争に勝つには、常に新しい考え方や情報を取り入れる必要がある。
3.重要箇所を16%つかめばOK
一冊の本の中でも、自分に合わない部分はどんどん切り捨てて読みましょう。
目的は本の内容をビジネスに生かすことで、本を丁寧に全て読むことではなかったはず。
始めに目次を見て、自分にとって重要なところにあたりを付ける。
その上でページをぱらぱらとめくり、重要な部分だけを熟読することで、より効率的にアウトプットにつなげることができます。
完璧主義を捨てることが成功の鍵!ムダな部分を捨てる勇気が必要。
最後に
読書が別に好きじゃない人でも、この本を参考に本を多読することで、仕事が楽になります!
既にある知識を考えるのではなく、既にある知識は生かして新しいことを考える楽しさを感じながら仕事をする人が増えると嬉しいです。
素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
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