【書評No.1】「ワークシフト」
今回の本は「ワークシフト」!!
社会の変化を踏まえて、今後私たちがどういうキャリアを歩むべきなのか?、ずばり書かれている本です。
既に実際に起こっている変化も多く、僕自身もこの本を基に最近はキャリアを考えています。
・新卒でファーストキャリアの選択に悩んでいる方
・現在の仕事でいいのか転職に悩んでいる方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
それでは、僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて僕が考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.テクノロジーが人間の労働者に取って代わる 。今後、生産性向上の大半は、ロボットが仕事の世界で担う役割を拡大させることによって実現するようになる。
現在、工場ではAI,IoT等の普及等もあり、ロボットによる製造現場の自動化が加速しています。
加えてRPAも最近話題になっており、ホワイトカラーの仕事も単純な作業ならPC内にいれたアプリを使って、自動で行ってくれるのが当たり前になるでしょう。
そうなると、単純労働はロボットに置き換えられ、僕たちがするのは複合的な判断が必要な仕事や、人が接する必要がある仕事のみになるのではないでしょうか?
どちらをするにしてもロボットではできない単純ではない(=複雑)仕事なので、専門的なスキルを磨く必要性が高まると考えています。
2.自分を見つめ直す人が増える
物が飽和した今の時代において、何を持って生きるかよりも、どうより良い人生を生きるかを重視する人が増えてきたと感じています。
加えて1.でも書いた自動化の流れ。
専門的なスキルを身に付けるために、自分は何がしたいのか?、何が向いているのかを見つめ直す人が増えるのは間違いないと思います。
僕は、自分を見つめ直す場として、今後旅行等の余暇の分野が発展するのではないかと踏んでいます。
僕自身も世界一周をしていて感じたのですが、旅という非日常空間の中では多くの刺激を受ける一方で、一人になる時間も多く、自分を見つめ直すには最適だと考えています。
なんなら、自分を見つめ直すために、パッケージ化されたツアーなんかも出てくるかもしれませんね。
3.好きなことを仕事にすれば、粘り強く努力するだろうし、仕事にやりがいを感じやすい。
好きだから頑張るし、頑張るから好きになるのだと思います。
そして、頑張って他者より抜き出た結果、よりやりがいも増してくるのだと。
実際充実したキャリアを送るためにはどうすればいいのか?
本書では、その為の能力として以下の3点を挙げています。
①職業人生を通じて、自分が興味をいだける分野で高度な専門知識と技能を習得し続けること。
②友人関係や人脈などの形で人間関係資本をはぐくむこと。とくに、強い信頼と深い友情で結ばれた少数の友人との関係を大切にしながら、自分とは違うタイプの大勢の人たちとつながり合うことが大切になります。
③所得と消費を中核とする働き方を卒業し、創造的になにかを生み出し、質の高い経験を大切にする働き方に転換することです。
最後に
僕自身はキャリアを成功させる鍵は、自分が好きなことを考えてみて、興味を持ったことはまず小さく始めてみるべきだと感じています。
始めた中でもっと好きになれそうなら続ける(自然と続く)、違うなと感じたら次に興味のあるものを試してみる。
一旦はこのサイクルを繰り返して、本当に自分がやりたいことが何かを見極めて、その後スキルをどんどん身に付けていくのがいいのかなと。
「ワークシフト」は自身のキャリア感を築く上で最適な本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
- 作者: リンダ・グラットン,池村千秋
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2012/07/28
- メディア: ハードカバー
- 購入: 17人 クリック: 476回
- この商品を含むブログ (132件) を見る