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【MBA書籍まとめ】経営戦略 序章 戦略とは何か?

書籍「グロービス MBA経営戦略」の第1章 事業経済性の活用についてのまとめ記事です。

 

 

 

基本的にこちらの書籍のまとめです。

 

理論的なことはより理解しやすい表現に書き換え、文章量も最低限に留めました。

 

こちらの記事をお読みいただいて 本の内容を理解いただくもよし、

事例を含むより詳しい内容を知りたい方は購入して勉強いただくもよし。

 

便利に使ってやってください!

 

ではでは、以降がまとめ記事になります。

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1.戦略とは何か?

初めて戦略という言葉が使われたのは「孫氏」

戦略という言葉が初めて用いられたのは、紀元前500年頃の中国・春秋時代にまとめられた「孫子」。

 

「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」
「善く戦うものは、勝ち易きに勝つ者なり」

 

などといった、現代の戦略に通じる言葉も有名である。

 

 

キーワードは「大局的」

もともと戦略は軍事用語だった。

兵站や、外交の駆け引きも含め、大局的な視点から最終的に好ましい戦果を上げることが、戦略の重要なポイントであった。

 

重要になるのは、「大局的」というキーワード。

どれだけ個別の戦いで勝利を収めても、大局での勝利に結びつかないと戦には勝てない。
戦略を持たずに、場当たり的な局地戦に終始することは、危険と考えられていた。

 

 

初めてビジネスで使用されたのは20世紀以降の欧米

20世紀以降、限りある経営資源をベースに、いかに中長期的に競合企業との競争に勝ち、企業を成長に導いていくかを考えるグランドデザインという意味で、戦略という言葉が用いられるようになった。

 

戦争と違うのは、競合との戦いにおいて、顧客という重要な関係者が存在することである。
顧客からの支持という成果を得ることこそが、競合に勝つうえで決定的なカギとなる。

 

 

様々な戦略の定義

「持続的競争優位を構築し、中長期的に勝つこと」(典型的な定義)

 

「何をするかを考えるだけではなく、何をしないかを明確にすること」(マイケル・ポーター)

 

「戦(いくさ)を略すこと」(孫子)

 

「『企業や事業の将来のあるべき姿とそこに至るまでの変革のシナリオ』を描いた設計図」(伊丹敬之、加護野忠男

 

など、様々な定義があるが、どれも一理あると感じさせるものばかりである。

 

 

4つの戦略のエッセンス

1つ目は、持続的な優位性を築くこと

ちょっとしたアイデアや偶発的な施策が奏功してたまたま成果を上げたとしても、それがすぐに競合に模倣されるようであればあまり意味がない

 

2つ目は、経営資源には限りがあること

有限の経営資源を効果的に活用し、最大限の成果を上げていくことが企業経営であり、そのためのグランドデザインとなる方針である戦略がしっかり打ち出され、実現に向けて事業部やチームのベクトルが揃っていることが、企業の成長には必要不可欠。

 

3つ目は、力の配分を考えない真っ向勝負の戦い方は、必ずしも戦略的なやり方ではないということ

消耗戦を回避すべく、競合とは異なる差別化ポイントを顧客に訴求したり、市場選択を適切に行うことで競争を回避する、といったことが戦略の重要なポイントとなる

 

4つ目は、戦略は最終目的ではないということ
経営理念やビジョンといった高次の目的を達成するための手段、という側面が強い。
戦術-戦略-ビジョン-経営理念にはそうした入れ子的な構造がある。

 

 

 

2.戦略の階層と経営理念・ビジョンとの関係

戦略は大きく2つの階層に分かれる

 

 

 事業戦略

事業戦略とは個別の事業領域で競合に対し、優位な立場をいかにして築き、持続させるかを考えるもの。

 

経営者はもちろん、その事業を担当する事業部長らが最も真剣に考えるべき戦略である。

 

 

全社戦略

事業戦略が個々の事業の収益性や成長性を追求するのに対し、全社戦略では事業の集合体をいかに効果的に運営し、企業価値を向上させるかを考える。

 

ある程度の大きさの企業になれば、通常は多角化し、複数の事業を持つようになるのが一般的である。
その際、下記の3つの視点で全社前略を考える必要がある。

 

①自社の事業ドメイン(事業領域)をどこまでと定めるか
②複数の事業間でいかに効率的に経営資源の配分を行うか
③事業拡大の方向性をどうするか。特に新規事業にいかに取り組むか

 

 

 経営理念とビジョン

経営戦略の上位に位置するのが、経営理念とビジョン。
これらは、企業の存在目的や行動原理、行動指針を規定する。

 

経営理念とは、企業の基本的な信念、哲学。
たとえば「良質なエンターテインメントを提供して、世界の人々の精神的豊かさに貢献する」など、企業が社会に存在する意義、目的を示すもの。

 

ビジョンは、企業を取り巻く環境の変動を考慮に入れながら、自社のあるべき姿として保持する具体的なイメージ。
たとえば、「2025年までに、○○の事業領域で規模、顧客満足度ともナンバーワンになっている」などである。

 

こうした経営理念やビジョンを実現する方針こそが経営戦略。

 

 

3.戦略を考える視点

戦略を検討するうえで重要な視点として、以下の3点が挙げられる。

 

 

1.戦略の有効性(持続的な競争優位)につながる戦略とは

競争優位を築くための方法として、①ポジショニング論、②資源ベース論がある

 

①ポジショニング論

持続的な競争優位の源泉を、外部分析に基づく自社の効果的な位置取りに求めるという考え方。

 

戦略論の大家であるマイケル・ポーターがその代表的な提唱者であり、多くのコンサルティングファームが多用する考え方でもある。

 

②資源ベース論

持続的な競争優位の源泉を社内の強みに求める考え方。

 

 

2.戦略はどのように策定されるか

戦略の策定方法についても、2つの考え方がある。

 

①専門部隊による策定

分析重視で経営者や戦略企画部のような部署が戦略を立案するのが効果的であるという考え方。

 

②現場主体による策定

現場が顧客の反応や声、さらには小さな実験などから学ぶことにより有効な戦略が生まれ、それが定着していくという考え方。

「ラーニング論」と呼ぶ。

 

 

3.戦略の立案と実行

どのようなフレームワークやツールを用いれば効果的に戦略を立てられるのか、どうすれば立てた戦略が効果的に実行されるのか、を考えることも重要である。

 

戦略は、理論を知っただけでは現場で生きてこない。
先人の知恵が詰まった実務的な分析・実行のツール群についても学び、その使い方と留意点などを理解することで、有効な戦略を立てることができる。

 

 

その他の戦略の各論

その他の各論としては、

 

・ベンチャー企業による事業創造の戦略

・グローバル経営の戦略

 

の2点が今の時代では求められています。

 

 

 

以上が、序章「戦略とは何か?」のまとめになります。 

 

 

最後に 

この記事でまとめている書籍、「グロービス MBA経営戦略」ですが、非常に各戦略論の内容が関連づけて綺麗にまとまっており、非常に理解しやすいです。

 

事例も豊富で非常に実践的!

 

まずはこの本から経営戦略の土台を学び、より詳細を知りたくなった個別戦略論やフレームワークについては別書籍で続けて学んでいくのが良いかと思います。