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【書評No.4】「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」

今回の本は「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」!!

チームとリーダーとしてのあり方が、実践しやすい形で書いてある本です。

 

リーダーシップの本でけっこう出てはいるんですが、具体的にどうするれば良い本はなかなかないんですね。

 

・部下を持ったけどどう育てていいかわからない人

・プロジェクトチームのリーダーを任されたけど、どうリーダーシップを発揮していいかわからない人

に非常におすすめです。

 

【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!

 僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。

 

 

1.早く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで

チームとして集まっていることの意味は、メンバーが協力し合うことで、一人ではできないことを成し遂げる点にあります。

 

単純な分業ではなくメンバー同士のシナジーを発揮するためには、リーダーが必要です。

 

リーダーとは、目標を示し、それを達成するための作戦を立て、そこに向かってチームメンバーを動かしていく人のこと。

 

ゴールについて共有しつつ、メンバーの多様性を尊重し、コミュニケーションを通じて全員の意思を統一しながら進んでいくようなリーダーシップが求められます。

 

リーダーが価値を置くべきことは大きく二つで、

①メンバーに「敬意」を払うことと

②「規律」の意識を持つこと

 

では、どのようなチームを目指すべきなのか?

 

それは、ひとりひとりが主体的に考え、全体の最適を図りながらゴールに向かうようなチームです。

 

達成すべきゴールを全員が理解し、それに向けて何をすべきか主体的に考え、互いに相談しながらゴールに向かっている姿こそ、目標とすべきチームではないでしょうか?

 

2.チームが食べていくのに必要な量の魚を釣りながら、同時に釣り方を教える 

メンバーの能力を最大限に引き出し、かつ学べるようにすることを考えながら、同時に目の前のミッションを達成しなければなりません。

 

チームが目指すべきは、

①常に新しい知識を吸収しつつ

②知識がチームに展開され続けるという

2つのバランスが取れた姿です。

  

リスクを冒さずに一定の満足を得られる状態を「コンフォートゾーン」と呼びます。

しかし、そこから足を踏み出して初めて学びは得られることが知られています。

 

チームとして新しい知識を吸収し続けるためには、メンバー一人ひとりが失敗する不安と向き合わなければなりません。

 

その過程を経てチームの力はより大きくなります。

 

 

3.リーダーが最終的にやるべきなのは「自分がいなくなっても、自律的・主体的に回っていくチームを作ること」。

チームから自分がいなくなっても大丈夫なようにするためにまず必要なのは、自分がやっていることを言葉にすることです。 

 

誰かの指示に従って動くのではなく、共有された言葉を中心に回ることこそが、協調型リーダーが目指すべきチームの姿です。

 

 

最後に

この本を読んでから、僕自身もリーダーを務める際に目的・目標を明確にし、発信する際の言葉選びにも気をつけるようになりました。

 

仕事での実践しながらリーダーシップが育っていく素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。

 

 

スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー

スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー