【書評No.3】「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」
今回の本は「東大首席が教える超速「7回読み」勉強法」!!
遠回りなようで最も効率の良い勉強法が、ずばり書かれている本です。
これまで受験時代から勉強法にはこだわってやってきましたが、社会人向けの勉強のやり方の本はなかなかありませんでした。
・本を読み始めたいけど、なかなか読む気が起きない人
・本はたくさん読んでいるけど身にならない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「勉強のできる人」になるには、「自分の勉強法」を確立すること。
「勉強法」というレールを敷けば、知識は身についていく。
これと決めた方法を、毎日毎日繰り返していくことで、圧倒的な知識を得ることができます。
2.理解する前には、まず『認知』というプロセスが必要である。
ある文章を見て、「こんな言葉が書いてある」と視覚的に感じ取るのが「認知」。
それに対して、イメージを汲み取り、意味を読み取り、メッセージを把握するのが「理解」です。
「7回読み勉強法」ではこの違いに基づき、反復して読むことで全体像の認知と、詳細の理解を行います。
「7回読み勉強法」での各回の読み方は以下。
【1回目】
「見出し」を頭のノート上に写し取る感覚で読みます。
文章にも目を通しますが、主には章のタイトル、項目ごとの大見出し、中見出しなどを意識し、見出しどうしの関係を把握し、全体像を大まかに感じ取ります。
【2回目】
1回目を読んで「見出し」が頭に入った段階で、全体を流し読みします。
項目だけではなく、より細かいレベルで読んでいきます。
この段階を終えると、「こんな話が、こういう順番で書いてある」ということが把握できます。
【3回目】
この段階も2回目と基本的に同じで、全体を軽く流し読みしている段階です。
アウトラインをより詳細、かつ、明確なものにしていくのが、3回目読みの作業です。
【4回目】
ここからは、文章の中のキーワードを意識して読みます。
よく出てくる単語、詳しく説明される用語を目に留めておきましょう。
ただし、それを「理解しよう」「覚えよう」とはしないこと。
「頻出語」「詳しく書いてある」と感じ取るだけで十分です。
【5回目】
作業内容は4回目と同じです。
4回目との違いは、キーワードとキーワードの間の説明文を意識すること。
つまり、そのキーワードがどのように説明されているのかに目を向ける段階です。
キーワードとキーワードの間をつなげば、その段落の要旨をつかめるようになります。
要旨をつかむことは、本を読む上で一番大きな仕事なので、4回目と5回目の2回に分けて行います。
【6回目】
ここからはディテールにも目を向けます。
要旨以外の例示等も読んでいきます。
【7回目】
「今ひとつ頭に入っていない」と思う箇所があれば、そこだけピックアップして読みます。
3.この本が一番と信じられるものを選ぶことが必要。
そうした本を確実に手に入れるには、コツがあります。
まず、たくさんの本を比較検討すること。
比較した上で理解しやすい基本的な本を繰り返し読むようにしましょう。
繰り返し読むことによって、解釈力・応用力も身につけられるという点も、「7回読み」の強みです。
最後に
この本を読んでから、これまでただ冊数を読めば良いという姿勢から、どれだけ頭に残せる読書をするかにシフトすることができました。
ただ勉強法がわかるわけではなく、勉強に対する姿勢も変わる本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。