【書評No.13】ユダヤ人大富豪の教え
今回の本は「ユダヤ人大富豪の教え」!!
ビジネスで成功するためのメンタル面から具体的な策まで詳細に書かれた本です。
物語の中でビジネスで成功するための大原則が出てくるので、非常に読みやすいです。
僕自身は大学3年生のときに読んだのですが、社会人になった今でもときどき読み返して、自分は正しいビジネスができているかを振り返っています。
・仕事で成功したいけど、思うようにいかない人
・お金持ちになりたいが、浪費しがちでなかなかたまらない人
等に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.事業で成功している人間は、その仕事を辞めるのが難しいくらい、自分の仕事を愛している。
幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金や成功を忘れることが大切です。
ということは、自分が心から好きだと言える仕事を見つけることが、最も重要ではないでしょうか?
そして、人は、自分が好きなことをしている人を応援したくなるものです。
自分が好きなことをすることにひたすら集中し、結果的にお金も自分を応援してくれる仲間も手に入れる。
そんな人生を歩むにはどうすべきか、考えてみると面白いかもしれません。
2.自由人は、クリエイティブなアイデアが成功を約束してくれると知っているので、アイデア帳を持っている。不自由人は、能率を上げれば成功できると思っているので、手帳を持ち歩く。
僕自身は両方とも持ち歩いているので、複雑な気分です。
会社に勤めている限り完全に自由人になることは不可能に近いので、ルーティン業務に関しては管理するために手帳(実際はgoogleカレンダー)を。
いろいろ発想したり、行動の振り返り、目標設定等をするときは、アイデア帳に図や文字を目いっぱい書き出して、考え事をするようにしています。
自由に考えを書き、その内容を実行する人生は楽しく、このような時間を最大化するために、手帳で管理するというのが正しい形ではないでしょうか。
3.ビジネスの成功の秘訣は、人がお金を払っても良いと思うぐらい、価値あるサービスやものを提供すること。
当たり前のようで、価値あるものの提供を徹し切れる人はなかなか少ないんじゃないでしょうか。
ビジネスではお金をもらう以上、もっとお金がほしいと感じたり、どうせ契約の金額が決まっているのであればちょっと楽しようとしてしまったり。
ただ前述のように、自分の仕事に没頭している限りは、お金を意識せずに済むので、結局そこがポイントなんだと思います。
下記にビジネス成功の五原則を列挙しておくので、ご参考までに!
①好きなことを見つける
まずは自分が好きな分野を探しましょう!
そしてその分野で成功している人を探して、その人を真似てみましょう。
②そのビジネスで成功に必要なことは全て学ぶ
大成功している人は、全てを知っている人です。
最後の数%の努力の差が圧倒的な収入の差を生みます。
大好きなことを見つけたら、気が済むまでどことん必要なことを学びましょう。
③小さくスタート、短期間で大きくしない
大きくスタートすると、失敗の恐怖からメンタルに影響を及ぼしがちです。
まだ経験の浅いうちは、失敗した場合のリスクも大きいので、まずは小さく始めましょう。
④儲かるシステムを作る
まずは、誰にどのように買ってもらうか(マーケティング)を意識しよう。
そして一度客になった人がリピートしてくれる方法、別のお客さんを紹介してくれる仕組み作りましょう。
⑤自分がいなくても回る仕組みを作る
人に任せられることで自分は自由の身になることができます。
また誰でも回せるということは、今後の拡大も狙えるということ。
拡大し、多くの人を喜ばせることができれば、最高のビジネスと言えるのではないでしょうか。
最後に
ビジネスで成功する要素がぎっしりと詰まった本です。
ビジネスで挑戦し、行き詰った時に毎回振り返って読むのにおすすめです!
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
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【書評No.12】鬼速PDCA
今回の本は「鬼速PDCA」!!
日々の行動管理を徹底し、いち早く成長するために必要なPDCAについで書いてある本です。
PDCAや行動管理について書いてある本は何冊もありますが、ここまでPDCAの各段階を実行レベルで詳細まで書いた本はなかったように思います。
・やろうと決めたことがなかなか実行に移せない人
・日々本気でやってるつもりだけれど、要領が悪いと感じる人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「PDCA」は、会社にとっても個人にとっても最強のスキル
何を行うにしても、計画→実行→検証→調整の段階を踏むことで、成長速度は何倍にもなります。
全ての行動に生かせるので万能スキルと言える。
社会人になったら、真っ先に身に付けたいのが、PDCAスキルじゃないでしょうか。
2.行動計画はミーティングに合わせて半週ごとに区切っており、結果目標だけでなく行動目標も全て数値で追っている
計画、実行までをしっかり行っているのであれば、検証の周期を早めることでPDCAを速めることができます。
また、検証のタイミングを決めておけば、締切効果も生まれ、結果行動量が増えることにもつながります。
少なくとも自分の行動を週に1度でも振り返ることで、他者と差を付けることができます。
3.PDCAの5割は計画で決まる
失敗している人は計画段階で曖昧な計画しか立てておらず、その結果振り返りがしたくても大雑把な検証しかできていないのがほとんどです。
5割の人が計画の段階で失敗すると言われているほど。
計画(PLAN)段階で重要なことを下記に列挙してみました。
・期限を決める
・目標は数値で立てる
・タスク化する
・KGI、KPI、KDIをそれぞれ設定する
最後に
この本を読んでから、僕自身も非常に行動管理の技術が挙がりました。
特に各KGI、KPI等を数値化することで、目標が鮮明になり、日々の行動を躊躇することなくどんどん実行できているのが良いです。
PDCAは社会人・学生問わず、活発で楽しい人生を送るために不可欠なスキルだと思うので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.11】モモ
今回の本は「モモ」!!
資本主義は本当に正しいのか、読みやすい物語の中に深いメッセージが隠されている本です。
普段働く社会人のみなさんであれば、仕事にこなすあまり、自分は何のためにここにいるのか?ふと考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
この本を読むとそう感じる理由が、腑に落ち、より大きな視野を持った上で日常を過ごせるようになります!
・毎日続く仕事をする意味がわからなくなってきた方
・初めは情熱を感じていたはずの仕事に最近熱が入らない方
・とりあえず気軽に物語を読んでみたい方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.小さなモモにできたこと、それは相手の話を聞くこと
話を聞くなんて誰でもできると思うかもしれません。
しかし、本当の意味で聞く(傾聴)できる人はどれほどいるでしょうか>
普通の人間であれば、相手の話を早く引き出そうと質問したり、ひどい場合は別のことを頭に置きながら聞いているという状態になりがちではないでしょうか?
モモは、ただただ注意深く聞いてるだけです。
しかし、不思議なことに、話し手は自分が話しているうちに、自分なりの答えを見つけて帰っていくというのです。
聞き手として自分の意見を押し付けたり、質問を投げかけるのではなく、あくまで自由に話してもらう。このように時間を気にせず相手に時間を使える人間が、いったいどれほどいるでしょうか?
2.時間節約こそ幸福の道?
この物語の主人公モモの敵は、時間泥棒の灰色の男たち。
人間からゆとりを奪い、時間を節約しながらあくせく働くせわしない人間に変えてしまう能力を持っています。
僕自身は働くことが好きなので、それ以外の時間はできるだけ節約しよう、と思いながら効率的に日々を過ごしていきます。
しかし、灰色の男たちに時間を奪われた人間の描写読んでいると、お金を得て幸福に暮らすことを目的としている人間が、ただただ時間のないつまらない人生を送っており、仕事とは何のためにあるのかを考えさせられるのです。
本来人間は充実した生活をするために仕事をしていたはず。
しかしせわしなく働く中で本来の目的を見失い、仕事主体の生活になってしまう。
仕事をしすぎた結果、本来充実させたかった生活の時間が奪われてしまう。
時間を節約して効率的に生きることが、果たして本当に幸せなことなのか?
こんな疑問を感じさせてくれる描写が多く書かれています。
3.こうして人たちは、楽しいと思うこと、夢中になること、夢見ることを忘れていきました
時間がなくなり生活の時間がなくなると何がなくなるか?
それは好きなことに想いをめぐらせ、楽しいと思うことに夢中になる時間。
たった一度の人生。
どうせなら楽しいことをして暮らしていきたいのではないでしょうか。
しかし、現実はとりあえずお金のために仕事につき、時間がなくし、楽しい生活を徐々に失っていく。
この本はそんな資本主義に対するアンチテーゼで、働く従業員に対して本心を思い出すように訴えているのだと思います。
最後に
忙しく働く中で、必ず定期的に自分がワクワクする目標を見返す時間を取るようにしています。
楽しい人生を送ることが目的であり、あくまで仕事はその手段にすぎない。
最悪仕事がなくても楽しく生きる方法をあるのかもしれない。
いつのまにか資本主義にどっぷりつかっていた自分を見直せる素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
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【書評No.10】RPA革命の衝撃
今回の本は「RPA革命の衝撃」!!
最近新聞でも徐々に話題になってきたRPAのすごさについて書かれている本です。
2025年には、ホワイトカラーの1/3の仕事がなくなると言われているほどの、脅威のトレンド。
・RPAというワードを聞いたことがなく、今のうちに知っておきたい方
・新聞等で見たことはあるが、理解することをあきらめていた方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.2025年までには1/3の仕事がRPAに置き換わる?
RPAとは、「Robotic Process Automation」の略で、ロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉です。
人間の知能をコンピューター上で再現しようとするAIや、AIが反復によって学ぶ「機械学習」といった技術を用いて、主にバックオフィスにおけるホワイトカラー業務の代行を担います。
人間が行う業務の処理手順を操作画面上から登録しておくだけで、ソフトウェアはおろか、ブラウザやクラウドなどさまざまなアプリケーションを横断して処理します。
人間の担当者がパソコンに向かい、ウェブブラウザを開いて帳票づくりやデータの移行などのさまざまな作業をすると、RPAはそのプロセスを全部自動的に記録してくれます。
あとはRPAがいつでもこのプロセスを再現してくれるのだ。人間の側は、プロセスの記録に「作業開始」というボタンを用意しておくだけでよい。
ボタンを押すだけで、これまで人間が行っていた細かい作業がすべて自動で行われるわけです。
すでに工場のライン業務などで導入の進むITや自動ロボットの活用が進んでいます。
この流れをホワイトカラー業務に拡大し、より広範な業務に対応できる技術として大きな可能性を秘めてた分野です。
2.人の仕事を奪うのではなく、人の仕事を補完し、仕事を分担し、生産量を上げる一役を担ってくれる。
このRPAが、日本の産業界の大きな問題を解決するかもしれないと言われています。
もちろんこれは「ロボットが仕事を奪う」という厄介な問題にも捉えがちなのですが、もし仮に労働者不足で生産量が上げられない企業であればどうでしょうか?
現在日本は少子高齢化まっただ中。
特に地方では都心への生産人口の流出もあいまって、従業員はおろかパートタイマーを雇うのでさえ一苦労といった状況です。
その中で付加価値の低く時間のかかる業務に人を要することは、経営にとって良いことではありません。
こういった業務にRPAを活用し、企業に必要な人員数を減らし、かつ人が行う業務の内容も変えていく。
それでは人に残される業務とは何なのか?
RPAは単純なルーティン業務を得意とするので、、人が主に行う仕事は「考える」ことになります。
人は考えアイデアを出すことに集中し、新しい価値が次々と生み出される。
この形が今後さらに少子高齢化が進む日本が国際市場で生き残るための鍵となるかもしれません。
3.日常業務がRPAによって自動化されることで、AIの分析を組み込むことが可能になる。
今後はRPAにより作成したデータをAIで分析される時代が来ると言われています。
さらにその先には、シンギュラリティと言われる、人間の第六感を超える価値をAIが業務にプラスすることができる時代もくると言われています。
例えば受発注の増減や顧客の動向の変化などを、これまではベテランの従業員の「あれ、このお客様の注文が最近変わってきたな」という鋭敏な感覚でみていたのが、AIで判断されるといったような。
そうなると人の価値は一体何になるのか?
それは「意思決定すること」にあると思います。
データの作成はRPAが、データの分析はAIが行う。
分析結果を見て、経営者はどうするか方針を決定し、組織を動かす。
最後に
この先10数年後、経営ノウハウを持ち、RPAやAI等の技術に精通し、意思決定できる人間の価値が最も高まるのではと僕は考えています。
僕自身もこういうポジションになれるよう絶賛勉強中というわけです。
今後世の中を大きく揺るがすであろうRPAについて書かれた素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.9】「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」
今回の本は「ビジネス書多読のすすめ。レバレッジリーディング」!!
無印良品の経営の根幹である仕組み作りについて、その重要性と背景が詳細に書いてある本です。
大学3年生までほとんど本を読まなかった僕が、年間100冊以上本を読むまでになった、きっかけとなった本です!
本はただ娯楽として楽しむもので、それであればわざわざ苦労して読むのであれば、テレビ等映像で楽して楽しみたい。
こう考えていた僕にとって、ビジネス書を多読し、効率的に実生活に役立つ知識を得ていく感覚は非常に新鮮なものでした。
まさにこの本をきっかけに自分もビジネス書の多読にはまり、今の経営コンサルティングの仕事にたどり着いたと言っても過言ではありません。
・ビジネスで要領よく成功したい方
・本の数は読んでいるものの、なかなか仕事の成果に結びつかない方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.読書は投資活動
本を読むのは「不労所得」を得るようなもの。
新しい分野に挑戦する際に、毎回自分一人で一から試行錯誤するのは要領が悪い。
本を読むことで、試行錯誤に時間を使わず、結果を出すための活動に時間や労力を割くことができる。
本を読むことで先人達の知恵(資産)を吸収し、少ない労力で大きなリターンを得ることができる。
本を読めば読むほど時間が生まれる。
逆に本を読まない人は他人の経験や知恵から学ばず、自分で0から行うから時間がなくなる。
ビジネス書の金額が1,500円とすると、その本を基にビジネスに生かし、15万円の利益を得れば100陪リターンを得ることになる。
ただし、ビジネス書を仕事に生かせない場合は、ただの消費活動になる。
本の探し方の流れは以下の3つ。
①投資目的を明確にする
自分の人生や目標に対する現状の課題を考え、必要な本が何かを意識する。
ここを明確にすることにより、本を読む際の吸収量も変わってくる。
②情報収集とスクリーニング
書評や口コミ等、自分の勘以外の意見を参考に,、読むべき本を絞り込む。
ここで絞り込むことで、より自分の目的に合致した内容の濃い本が選べるようになる。
③買い方
ネット書店とリアル書店を使い分ける。
ネット書店は自ら目的を決めて選ぶ能動的な買い方に向いている。
リアル店舗では現在のトレンドを感じたり、自分だけでは気づかないテーマの本を探すのに向いている。
2.インプットするだけではただの自己満足。いかにアウトプットするかが勝負。
多くの本を読むことで、いろいろな著者の考えを知り、自分の身にあったものを選んで身に付けることができる。
目的を持って読書することに必要な情報が頭に入りやすくなる。
ビジネスで生かすことが目的ならば、自分にとって重要なポイントを早く理解し、実行することが重要。
具体的には、本から他人の経験や一般論を学び、実務に役立つノウハウにアレンジして活用することが重要。
ビジネスの競争に勝つには、常に新しい考え方や情報を取り入れる必要がある。
3.重要箇所を16%つかめばOK
一冊の本の中でも、自分に合わない部分はどんどん切り捨てて読みましょう。
目的は本の内容をビジネスに生かすことで、本を丁寧に全て読むことではなかったはず。
始めに目次を見て、自分にとって重要なところにあたりを付ける。
その上でページをぱらぱらとめくり、重要な部分だけを熟読することで、より効率的にアウトプットにつなげることができます。
完璧主義を捨てることが成功の鍵!ムダな部分を捨てる勇気が必要。
最後に
読書が別に好きじゃない人でも、この本を参考に本を多読することで、仕事が楽になります!
既にある知識を考えるのではなく、既にある知識は生かして新しいことを考える楽しさを感じながら仕事をする人が増えると嬉しいです。
素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【書評No.8】「無印良品は、仕組みが9割。仕事はシンプルにやりなさい。」
今回の本は「無印良品は、仕組みが9割り仕事はシンプルにやりなさい。」!!
無印良品の経営の根幹である仕組み作りについて、その重要性と背景が詳細に書いてある本です。
業務改善でマニュアル作成に関する本等はよくありますが、ここまで経営の根幹として組み込んで、その背景を詳細に書いている本は今までみたことがありません。
・業務引き継ぎにあたりマニュアル作成の必要性が出てきた方
・チームの中で知識を共有する仕組みを知りたい方
・チームを一つの方向に導きたいリーダーの方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.どんな作業にも「うまくいく法則」があります。それを見つけ、標準化するのです。
かつての無印良品では経験と勘を重視しすぎる体質を受け継いだため、社員が上司や先輩の背中だけを見て育つ、「経験至上主義」がはびこっていました。
仕事のスキルやノウハウを蓄積する仕組みがなかったので、担当者がいなくなったら、また一からスキルを構築し直さなければいけませんでした。
そこで社長が考えた解決策が、本書のテーマである「仕組み」の構築。
仕組みをつくり、共有して、実践・改善していく。
すると、ムダな作業は減り、仕事に迷いがなくなります。
①無印良品の店舗で使っているマニュアル──MUJIGRAM。
②店舗開発部や企画室など、本部の業務をマニュアル化した──業務基準書。
この2つの「マニュアル」には、経営から商品開発、売り場のディスプレイや接客まで、すべての仕事のノウハウが書かれています。
マニュアル化することで仕事に面白味がなくなるのではないか?
それは逆です。マニュアルは、仕事に潤いさえ与えてくれます。
現場では毎日のように問題点や改善点が発見し、マニュアルは毎月、更新していくことで仕事に面白味が増します。
仕事の進め方がどんどんブラッシュアップされるし、自然と、改善点がないかを探しながら働けるようにもなります。
2.マニュアルは組織の理念を繰り返し伝えるためのツール
マニュアルとは組織の体質を根本的に変えるために必要なツールです。
それぞれの業務を何のためにするのかという「目的」を確認することで、理念に基づいた仕事の意味を再認識することになります。
また、マニュアル作成にあたり作業一つ一つの意味を考え直さなければならないので、仕事の仕方や姿勢を深く掘り下げるきっかけにもなります。
そして、マニュアルに完成はありません。
重要な更新は随時行う必要がありますが、最低でも月に一度は見直しをする必要があるのです。
定期的に更新することで、組織の理念、各仕事の目的を考える機会が多く生まれます。
3.必要なのは、地道な仕事の習慣を根付かせること
戦略一流の企業と、実行力一流の企業。
この二つの企業が闘ったとき、勝つのは間違いなく後者です。
当時のスローガンは「実行95パーセント、計画5パーセント」
走りながら考えないと間に合わない。
実行力のある現場にするためには、仕事を標準化すること。
誰もが実行できる素地を整えなければ、その先の発展もないわけです。
議論を重ね、保養地での会議を何度も開くが、行動は起こさない。
これが実行力のある企業とない企業の違いの一つです。
晴れてその企画が通っても、膨大な企画書をつくり上げるだけで疲れてしまい、実行する気力がわいてこないのです。
しかも、現場を無視した机上のプランなので、現場に提案しても「これは無理ですよ」と一蹴される始末です。
現場主体でマニュアル化を進め、日々改善する。
リーダーは現場スタッフのモチベーションの向上と、スタッフ・部門間でのコミュニケーションが起こりやすいような環境をセットすることで、より実行力のある組織が形成されます。
最後に
この本を読んでから、繰り返しやる業務について、マニュアル化を徹底するようになり、他者に仕事を依頼する際に非常に楽になりました。
加えて、マニュアルの中で目的や目標を示すことで、人に任せる際もモチベーションを高く維持してもらうことにも成功しています。
単なるマニュアルについての本ではなく、経営理念を実現させるための仕組みについて詳細に書かれた素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.7】「サプリメントまるわかり大辞典」
今回の本は「サプリメントまるわかり大辞典」!!
サプリメントに関する基本的な知識から各アミノ酸の役割まで、サプリメントに関する幅広い知識が得られる本です。
健康を意識されている方であれば、一度読んでいただきたい一冊です。
・健康的な生活に興味が出てきて、知識が欲しい方
・体づくりを始めたが思うように筋肉がつかない方
・なんとなく知人やトレーナーから勧められたサプリメントを飲んでいるが、納得して摂取したい方
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.サプリメントの意味は「栄養補助食品」であり、あくまで食事で足りない栄養素を補うもの。
2.脂肪の「分解」には、コレウス・フォルコリ、「運搬」にはL-カルニチン、「燃焼」にはHCAが有効。
3. トレーニング後1時間以内に、糖質:タンパク質を4:1の割合で摂取するのが理想
最後に
この本を読んでから、今までなんとなく飲んでいたサプリメントを本気で納得した上で飲めるようになってきました。
これまでは摂取がめんどくさい日もありましたが、納得することで「飲まないとまずい」という気持ちになることができています。
体作りや健康に興味のある方なら知っていて損がない情報満載の本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.6】「石井直方の筋肉まるわかり大辞典」
今回の本は「石井直方の筋肉まるわかり大辞典」!!
筋肉の根本的な知識から食事のとり方まで、筋肉に関する幅広い知識が得られる本です。
初級者向けから上級者向けの情報まで本当に幅広く、体づくりを始めようと思うならまず読んでおきたい一冊です。
・体づくりを始めようと思うが、そもそもどうすればいいかわからない人
・既に体づくりを始めているが、改めて正しい知識を得たい人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.完璧なエネルギー摂取とトレーニングをしたら、1年で筋肉は20kg増える。
エネルギー面では、ギリギリ限度のエネルギー補給では筋肉は太くなりにくいので、多少の脂肪覚悟で全体のカロリー摂取を多めにした方が良いです。
2.トレーニングによって太くなるのは、主に速筋繊維。
3.日本人にとって大胸筋は発達させやすい筋肉。
最後に
この本を読んでから、今までなんとなくやっていた筋トレの精度があがり、より早く筋肉が大きくなってきました!
体作りや健康に興味のある方なら知っていて損がない情報満載の本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
- 作者: 石井直方
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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【書評No.5】「戦略読書」
今回の本は「戦略読書」!!
ビジネスマンとして、読書を戦略的に活用し、自身の独自性を築いていくための方法が書いてある本です。
読書については、速読の方法や繰り返し読む等の勉強法に関するものは多いですが、戦略的にどの本を読むべきかにこだわって書かれている本は、他にないように思います。
・これから社会人になるけど、何を身に付けていけばいいかわからない方。
・既に社会人1~3年目だけど、どう仕事でパフォーマンスを発揮していいかで悩んでいる方。
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.「ツマラナイ奴」から脱却するには、情報源を変える・拡げることが必要。
情報を誰でも取れる時代となった今、誰でも調べられる情報を提供するに価値はありません。
「他人と同じこと」「ツマラナイこと」しか言えなければ、経営コンサルタントとして存在意義がない。
コンサルティング業務をする中で、日々意識していることです。
2.僕たちは読んだものでできている
僕たちの精神は日々触れた情報、人等の環境からできると言われています。
となると、意識的に触れる情報(本、ニュース等)を選ぶことが重要ではないでしょうか。
自分の独自性を作り上げるための読書。
どの分野を自分の強みにしたいかを考えた上で、読書に取り組みことが、人と違った存在になるための近道だと思います。
3.戦略読書で自らを2年で作り変えよう。1000時間の投資を。
毎年100冊読むとして、2年で読む200冊。
まず1年目はビジネス基礎の習得に力を注いでみましょう!
基礎を理解することで「体系」を身に付けることで、何を学んでもその内外のどこかに位置づけ、理解することができるからです。
ビジネスはロジカルな世界なので、経営事業戦略、財務会計、マーケティング、生産、物流、人事組織、商品開発、IT、オペレーション、ロジティクスなどについて1冊ずつ理解すれば、その後の応用が聞きやすいです。
基礎の習得が終わったらいよいよ応用。
自分が強みにしたい分野を決めて集中的に読んでいくことも視野に入れましょう。
参考までに。社会人になってからの読書の配分のイメージは以下です。
①社会人1年目
ビジネス本に100%集中。基礎10冊と応用90冊。
②社会人2~3年目
ビジネス本:非ビジネス本を1:1に。ビジネス本は応用50冊。
③社会人5年目~10年目
自身の独自性を付ける時期。非ビジネス本を60冊。
④キャリアチェンジ準備期
新しい分野を学ぶ場合は、①→②の流れで、ビジネス本の基礎から応用を読書を。
最後に
この本を読んで依頼、月ごとに分野を決めて継続的に自分の得意分野を増やしていけるようになりました。
できるビジネスマンになるために学ぶべきことは多いですが、最短距離で成長するためにも、ぜひ繰り返し読んでみてください。
【書評No.4】「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」
今回の本は「スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー」!!
チームとリーダーとしてのあり方が、実践しやすい形で書いてある本です。
リーダーシップの本でけっこう出てはいるんですが、具体的にどうするれば良い本はなかなかないんですね。
・部下を持ったけどどう育てていいかわからない人
・プロジェクトチームのリーダーを任されたけど、どうリーダーシップを発揮していいかわからない人
に非常におすすめです。
【書評】の記事では、僕が7回以上読むと決めた、とっておきのおすすめ本を紹介します!
僕がこの本の中で気になった3つの文と、それを受けて考えたことを持って、この本の紹介とさせていただきます。
1.早く行きたければ一人で、遠くへ行きたければみんなで
チームとして集まっていることの意味は、メンバーが協力し合うことで、一人ではできないことを成し遂げる点にあります。
単純な分業ではなくメンバー同士のシナジーを発揮するためには、リーダーが必要です。
リーダーとは、目標を示し、それを達成するための作戦を立て、そこに向かってチームメンバーを動かしていく人のこと。
ゴールについて共有しつつ、メンバーの多様性を尊重し、コミュニケーションを通じて全員の意思を統一しながら進んでいくようなリーダーシップが求められます。
リーダーが価値を置くべきことは大きく二つで、
①メンバーに「敬意」を払うことと
②「規律」の意識を持つこと
では、どのようなチームを目指すべきなのか?
それは、ひとりひとりが主体的に考え、全体の最適を図りながらゴールに向かうようなチームです。
達成すべきゴールを全員が理解し、それに向けて何をすべきか主体的に考え、互いに相談しながらゴールに向かっている姿こそ、目標とすべきチームではないでしょうか?
2.チームが食べていくのに必要な量の魚を釣りながら、同時に釣り方を教える
メンバーの能力を最大限に引き出し、かつ学べるようにすることを考えながら、同時に目の前のミッションを達成しなければなりません。
チームが目指すべきは、
①常に新しい知識を吸収しつつ
②知識がチームに展開され続けるという
2つのバランスが取れた姿です。
リスクを冒さずに一定の満足を得られる状態を「コンフォートゾーン」と呼びます。
しかし、そこから足を踏み出して初めて学びは得られることが知られています。
チームとして新しい知識を吸収し続けるためには、メンバー一人ひとりが失敗する不安と向き合わなければなりません。
その過程を経てチームの力はより大きくなります。
3.リーダーが最終的にやるべきなのは「自分がいなくなっても、自律的・主体的に回っていくチームを作ること」。
チームから自分がいなくなっても大丈夫なようにするためにまず必要なのは、自分がやっていることを言葉にすることです。
誰かの指示に従って動くのではなく、共有された言葉を中心に回ることこそが、協調型リーダーが目指すべきチームの姿です。
最後に
この本を読んでから、僕自身もリーダーを務める際に目的・目標を明確にし、発信する際の言葉選びにも気をつけるようになりました。
仕事での実践しながらリーダーシップが育っていく素晴らしい本なので、ぜひ繰り返し読んでみてください。
スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー
- 作者: 和智右桂
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/09/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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